卵・乳アレルギーでも大丈夫！「普通のごはん」が普通に作れるようになるコツとおすすめ料理

卵・乳アレルギーの子どもを育てていると、最初にぶつかる壁は「何を食べさせてあげればいいの…？」という不安ではないでしょうか。私も息子が卵・乳アレルギーと分かったとき、スーパーで食材を手に取るたびに原材料とにらめっこしていました。

でも、いろいろ試して分かったのは、卵や乳を使わなくても、ほとんどの家庭料理は普通に作れる！ということでした。

とんかつも、ムニエルも、グラタンも、ホットケーキも少しだけ材料を置き換えるだけで、驚くほど自然に、家族みんなで同じメニューを楽しめます。

この記事では、卵・乳アレルギーの4歳の子を育てる私が、実際に作っている「卵・乳抜きでも美味しくできる料理」と、そのコツをまとめていきます。

もくじ

とんかつや唐揚げなどの揚げ物も卵・乳なしでふつうに作れる！

「揚げ物＝卵必須」というイメージがありますよね。でも実は、卵なしで全く問題ありません。またパン粉にも要注意です。乳が入っているパン粉は多く売られていますので確認を忘れずに行いましょう。

とんかつの衣の作り方（卵・乳なし）

1. 肉に塩・こしょう
2. 小麦粉（または米粉）を薄くまぶす
3. 水＋小麦粉（または米粉）を溶いた“バッター液”にくぐらせる
4. パン粉をつけて揚げる

これだけで、外はサクッ、中はジューシーなとんかつができます。水と小麦粉または米粉で作るバッター液は卵が入っていなくても普通に美味しくできます。むしろ卵を使わないほうが衣が軽くなって食べやすいというメリットまであります。

また卵を使わないので、節約にもなります（笑）

卵・乳不使用のおすすめパン粉を紹介します

私はいつもこちらのパン粉を使っています。

材料3つの無添加パン粉

材料3つの国産パン粉(180g×2セット)

こちらは無添加パン粉で体に優しいです。パン粉は粗目と細かめで言うと、中間です。揚げた後もカリッと美味しいです。他のパン粉と比べると、量が少なめで少し高いです。しかし、無添加であるので値段も量も納得です。

他のパン粉は乳が入ったものもあるので気をつけてください。

唐揚げも卵なしでOK

唐揚げはそもそも卵いらずでできます。醤油・にんにく・生姜などの下味に漬けて片栗粉をまぶして揚げれば完成です。シンプルで美味しいですよ。

ムニエルやソテーもバターなしで簡単に作れる

魚料理でよく使う“バター”も、実はバター以外で代用できます。また植物性バターであればムニエルも簡単にできます。

植物油＋塩で十分おいしい

サラダ油や米油で焼いて、仕上げに塩とレモン汁をかけるだけでもムニエル風になります。下準備で魚に小麦粉や米粉をまぶして焼くと、焼き目も良い感じで、よりムニエルに近づきます。

植物性バターでコクをプラス

最近は卵・乳不使用の植物バターが増えています。

表のバターはどれもムニエルに使えます。植物性ですが普通のバターのようなコクや旨味が出ますのでおすすめです。

それぞれの特徴がありますので、気になる方は植物バターのレビュー記事を見てください！表から

グラタンだって卵・乳なしで作れる

グラタンは「牛乳・バター必須」の印象が強い料理ですよね。でも実は、材料を置き換えるだけで違和感なく作れます。

卵乳不使用ホワイトソースの作り方

1. 米油やオリーブオイルで小麦粉（または米粉）を炒める
2. 豆乳やオーツミルクでのばす
3. 塩・コンソメ（乳不使用）で味を調える

とろみもバッチリついて、普通のホワイトソースとほぼ同じ仕上がりになります。また油を使わず、豆乳と米粉とコンソメをレンジで温め、ホワイトソースを作ることもできます。

我が家では鶏肉・玉ねぎ・ブロッコリー・マカロニで作ることが多く、4歳の子も大好きな定番メニューになっています。

ホワイトソースでルーを使わないシチューも作れますよ！

ホットケーキも卵なしでふんわり焼ける

卵がないと固くなりそう…と思われがちですが、実は問題ありません！

最近は「卵・乳不使用OK」のホットケーキミックスも多数ありますし、普通の市販ミックスでも卵なしで調理できるものが多いです。

私が良くお世話になっているのが、SHOWAのホットケーキミックスです。こちらは卵・乳不使用です。SHOWAのホットケーキミックスの卵乳不使用のレシピもホームページに載っています。初めて知ったときは「なんて親切なんだ！」と感動しました。

SHOWAのホットケーキミックスの卵乳不使用のレシピはこちら！

レシピはたくさんあるみたい！こちらもどうぞ！

昭和産業 ホットケーキミックス 300g

結局、卵・乳不使用料理は「特別なことをしない」ほうがうまくいく

私がいろいろ試して感じたのは、無理に“卵や乳の味を再現しよう”としなくていいということです。

料理は普通の手順で大丈夫ですし、むしろ工程が少なくなり時短になります。特別な素材はほぼ不要ですし、アレルギーがあっても家族で同じメニューを楽しめます。

卵・乳アレルギーと診断されたときは、食事の幅が狭くなる気がして不安になりますよね。でも実際は、そのままでも作れる料理がとても多いんです。

とんかつ、唐揚げ、ムニエル、グラタン、ホットケーキ……どれも卵・乳なしでおいしく作れる。

アレルギーがあっても、食卓に笑顔があり、家族で同じものを囲めるんです。そんな料理を、これからもたくさん発信していけたらと思います。