でんぐり返しは何歳からできる?体操教室では2歳から教えています!

体操

でんぐり返しとは、手を床につき、おへそを見て体を前に倒して回る動きのことです。体育の授業でする「前回り」や「前転」を幼い子どもする動きです。

でんぐり返し、、、手を床につき、おへそを見て回る

前回り、、、手を床につき、おへそを見て回り、起き上がる

前転、、、手を床につき、おへそを見て回り、手を床につけずに起き上がる

この記事では、でんぐり返し・前回り・前転をこのような分け方をし、説明しています。

簡単に「でんぐり返し」と考えますが、発達や成長に欠かせないものが詰まっています。是非行ってほしいと考えていますが、安全に行う必要があるため、保護者の方に補助をして頂きたいです。

体操教室では、2歳からでんぐり返しの練習を行っています。しかし、そこまでたどり着くためには必要な動きやポーズなどが必要になります。それができるようになれば、でんぐり返しを行っても良いと考えます。

体操教室の選び方はこちらをどうぞ!【現役体操教室の指導員】体操教室の選び方

ではでんぐり返しについて詳しく解説していきますので、最後まで読んで参考にして頂ければと思います。

もくじ

でんぐり返しをしてもいい目安は?

  1. 指示が聞ける
  2. 真似っこができる
  3. 体の部位がわかる
  4. 腕で体を支えることができる

上記の4つができれば、でんぐり返しをしても良いでしょう。なぜこの4つなのか1つづつ説明していきます。

指示が聞ける

その子が指示を聞けるかを確認しましょう。例えば、「椅子に座りましょう」や「コップを取ってきて!」などの指示が聞けるのであれば結構です。

なぜかと言いますと、でんぐり返しを教えるのに、「手は床につけるよ」と指示が出ます。また「おへそを見るよ」と指示が出ます。その時に指示が聞けなければ何も始めれません。こちらが無理に回すだけになります。無理にさせるのはよくないため、指示が聞けるかは大切な目安になります。

真似っこができる

保護者の方が簡単なポーズをとります。子どもに「ママの真似っこしてみて!」や「同じポーズができるかな?」と言い、お子さんが真似をし、同じポーズが出きれば結構です。

お子さんに口だけで、「手を床についてね!」と言っても「床ってどこ?」「何をするの?」となってしまいます。ですので、実際にお手本をし真似してもらうことが必要になります。子どもは、言葉よりも目で見たものの方が理解しやすいのです。

体の部位がわかる

簡単な部位がわかれば十分です。手やお腹、頭や足などがわかれば結構です。お子さんに「頭はどこ?」と聞いてみてください。頭を触れるのであれば理解しているため結構です。

こちらもでんぐり返しを説明する際に必要になります。お手本をしながら、手はどこにつくのかや足はどこに置くのかなど、体の部位を言います。その時に部位を理解していないとお子さんが混乱します。ですので、簡単な部位を覚えているか確認してみてください。

腕で体を支えることができる

ハイハイなどの動きができ、腕で床を押し、支えることができるか確認してみてください。こけた時に顔が打たないように手が出るのか見てみましょう。

ハイハイはとっても大切な運動です。しかし、最近ではハイハイをあまりせずにつかまり立ちをしてしまう子が増えています。ハイハイ期間が少ないと腕の支持が未熟になり、こけた際に手を出し、体を支えることができないのです。

でんぐり返しでも、手を床につき体を支えます。ですので、支えることができるかどうかは重要です。

でんぐり返しの前にこの練習しよう

腕の支持ができるようにおすすめの動きを紹介します。

始める前に、周りにケガにつながる物はないか確認してから行ってください。またフローリングで行うと痛いため、マットがあると便利です。また布団でもいいのですが、ふわふわで柔らかすぎると、滑ったり、窒息の恐れがあります。できるだけ、硬めなマットを準備しましょう。

ではおすすめの動きを2つ紹介します。是非練習してみてください。

くま歩き

対象年齢 1歳~

ハイハイができ、ハイハイで自由に動けるのであれば挑戦してもいいでしょう。

お子さんの成長には、個人差があるため、無理にさせずにお子さんのペースで行いましょう。

四つん這いになり、おしりをあげます。膝はつきません。そのままのポーズでクマのように動きます。この動きは「くま歩き」と言い、体操教室ではよく行います。

くま歩きは簡単そうに見えますが、子どもからすると難しい動きです。おしりを持ち上げ膝をつかないので、腕への負担が増えます。腕の力がないと、支持が継続できずにすぐに膝をついてしまいます。少しずつ練習してみましょう。またポーズができても進めない子もいます。ポーズをするだけでも子どもからすると難しい動きなのです。

進む際は、進む方向へ顔をあげるようにしましょう。下を向いていては進めません。保護者の方がお手伝いしてあげても良いでしょう。

注意点があり、おしりを持ち上げ膝をつかないことで、腕への負担が増えます。そのため、腕が疲れてくると負担に耐えれずに、顔からマットに打つ子がいます。顔が打っても痛くないようにマットを引いておいてください。


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手押し車

対象年齢 1歳半~2歳頃~

ハイハイで自由に動け、1人歩きができるお子さんであれば、挑戦してみましょう。

お子さんの成長には、個人差があるため、無理にさせずにお子さんのペースで行いましょう。

四つん這いにさせ、保護者の方が腰を持ち、進みます。お子さんが顔をあげて進めそうであれば動いてみましょう。かなり腕への負担が増えますので、最初はポーズのみ行い、次の日には2歩だけ進むなど無理のない範囲で行いましょう。

必ず腰を持ちましょう。足を持つと負担が腕だけでなく、腰にも負担がかかり目的からずれてしまいます。腰を持ち、安定して手押し車ができるようになれば、太ももを持ち手押し車を行いましょう。

注意点はくま歩きと同じく、腕が疲れてくると負担に耐えれずに、顔からマットに打つ子がいます。顔が打っても痛くないようにマットを引いておいてください。


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でんぐり返しのやり方

①万歳をする

②手を床につく 手をつく位置が遠くならないようにしましょう。遠くにつくと回りにくくなります。

③おへそを見る 首のケガに繋がらないよう、必ずおへそを見ましょう。

④回る 後頭部→背中→おしりの順番につくように回ります。


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補助の仕方

保護者の方はお子さんが怪我無くでんぐり返しができるようにお手伝いしてあげましょう。でんぐり返しをするときに危ないのは、首のケガです。首がマットに刺さるように回ると首に負担がかかります。そうならないために、首をサポートします。

回るポーズをしたら、後頭部と太ももに手を添えます。後頭部の手は、頭が出ないように添えておきます。太ももの手は、前に回れるように促します。

慣れてきたら自分で回る感覚がわかるようになります。しかし首だけは、補助してあげましょう。

まとめ

指示が聞ける真似っこができる体の部位がわかる腕で体を支えることができる」を基準にお家ででんぐり返しの練習をしてみてください。

でんぐり返しの練習の前には、くま歩きと手押し車を行ってみてください。またくま歩きと手押し車は、年齢にかかわらず、3歳~5歳の子にも効果がある動きです。兄弟で競争なども良いですね!

ご兄弟で逆上がりに困っていたらこちらを参考にしてみてください。逆上がりができない原因とコツを現役の体操教室指導員が教えます!

お子さまには、個人差があることを理解し、楽しく取り組んでください。

体操教室でも、運動面がゆっくり成長する子を不安に思われる保護者の方がおられます。今はゆっくりでも成長とともに追いついてきます。

もちろん成長のお陰もありますが、経験させるか、させないかも大きく関わってきます。お家でくま歩きと手押し車を経験し、でんぐり返しの練習を是非やってみて、お子さまの経験を増やしましょう!

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