私は体操教室の指導を5年間してきました。2歳の体操教室を担当しており、その時に実際行っていたおすすめの動物歩きを紹介します。
2歳はジャンプができるようになったり、階段を登れるようになったりと成長を感じれる年齢です。また、活動が活発になり体力もついてきます。そんな体を動かしたい子にもおすすめです。
また、発達がゆっくりなお子さんにも効果があります。日常でしない動き、非日常な動きをしてみることで、運動能力や脳の発育に良いとされています。
そしてこれから紹介する運動は、ケガを防ぐためにも効果があります。こけた時に手を付き、自分の頭を守ることは大切です。
では、実際にどんな運動をすると良いのか紹介していきます。今回は、2歳の体操教室で行っていた動物歩きを紹介していきます。
自宅でも簡単にでき、2歳に限らず小学生の体育の授業でも取り入れるところもあるため、兄弟や家族でも挑戦してみてください。
でんぐり返しはいつかからできるのか、知りたい方はこちらをどうぞ!でんぐり返しは何歳からできる?体操教室では2歳から教えています!
もくじ
くま歩き

効果 | 腕の支持の向上 |
腹筋・背筋の筋力向上 |
こちらは、でんぐり返しにも繋がる運動です。腕・腹筋・背筋を使うため、簡単そうに見えて難しい運動です。またくま歩きが上手になるとでんぐり返しだけでなく、倒立や側転なども上達しやすいです。
手順は
①ハイハイのポーズをします(四つん這い)
②お尻を上にあげ、膝を浮かします
③そのポーズのまま前に進みます(顔をあげて進行方向を見ましょう)
注意点は、腕が疲れてくると顔を打つことがあります。くま歩きに慣れるまでは、プレイマットの上で行ってください。

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わに歩き

効果 | 上半身の筋力向上 |
体・足の使い方を理解する |
こちらは、赤ちゃんで言うと「ずりばい」です。
わに歩きを子どもにさせると右足(左足)しか動かせていない子が多いです。このままだと体のバランスが片方に寄ってしまいます。また本人は片足しか動かせていないのに気づいていません。ですので、両方の足を意識して進むことが大切です。
赤ちゃんの時にずりばいを片足で進んでいた子も、このわに歩きで矯正していきましょう。子どもが理解していない時は、お手本を見せてあげてください。また、子どもの足を曲げるように補助してあげるのも良いでしょう。
手順は
①うつ伏せになります
②ずりばいのように前に進みます
注意点は、数人でする場合に前の子の足が顔に当たると痛いです。間隔を空けて行ってください。
ひよこ歩き

効果 | 足首の柔軟に繋がる |
足の筋力向上 |
こちらは、足首が硬いとできない運動です。足首が硬い子が増えてきていると問題視されているため、是非2歳から行い、足首を柔らかくしておきましょう。
ひよこ歩きは、しゃがんだ状態で進むのですが、かかとを床につけて準備をしましょう。この時にかかとが浮くのは、かかとが硬い証拠です。またしゃがむのが疲れてくるとお尻が高くなるので、お尻を下げて行いましょう。
手順は
①かかとを床につけてしゃがむ
②そのしゃがんだまま前に進みます
③手は膝もしくは、足首を持ち進みましょう(手は床につかない)
注意点は、重心が後ろになると後ろに倒れてしまいます。その際に頭を床で打たないように気をつけてください。
グージャンプ(うさぎさん)

効果 | 足・体の筋力向上 |
瞬発力向上 | |
バランス感覚向上 |
こちらは、ジャンプの練習です。子どもが身近で分かりやすい動物で「うさぎさん」を使っています。手はうさぎの耳をイメージして頭に準備します。この手はなりきるための物なので、なくても大丈夫です(笑)足は、閉じてジャンプします。この時に足がバラバラになり、ジャンプではない子がいます。その場合は、閉じたままジャンプをするように伝えてあげましょう。
ジャンプがまだできない子には、手を繋ぎ、ジャンプのタイミングを教えてあげましょう。
ジャンプには、着地の際にこけないようにバランス感覚も鍛えることができます。少しずつジャンプの練習をしていきましょう。
手順は
①足を閉じる
②足を閉じたままジャンプをして、前に進む
注意点は、バランスを崩してこけることがあるため、気をつけてください。
慣れたらレベルアップをしよう
上記の動物歩きがスムーズにできるようになれば、レベルアップをしましょう。
- くま歩き
- わに歩き
- ひよこ歩き
- グージャンプ(うさぎさん)
お子さまのペースに合わせて行いましょう!できないからと言ってダメなわけではありません。練習をすればできるようになるため、焦らずに行ってください。
うしろくま歩き

効果 | バランス感覚向上 |
体の動かし方が上手くなる |
こちらは、非日常的な動きのため運動能力が向上するメリットがあります。また後ろに進むので体が丸まり、後ろ回りが上手くなる練習にもなります。
うしろ向きに進むだけでなく、横向きや回転しながら行うのも良いでしょう。進む方向を見て進みましょう。
①くま歩きのポーズをする
②そのままうしろ向きに進む
注意点は、うしろ向きに進む時にしりもちを着くことがあります。また数人で行う際は、足が他の子たちに当たらないように間隔を空けて行いましょう。
ライオン歩き

効果 | 手足の使い方が上手くなる |
バランス感覚向上 |
こちらは、くま歩きを速くした動きです。手と足をバラバラに動かし、腕でしっかりと支えておかないといけないのでかなり難しい動きです。また膝もうまく使わないといけません。膝が伸びたままだと速く進めないので、膝を曲げ上手く使う必要があります。
手順は、
①くま歩きのポーズをする
②そのまま早く前に進む
注意点は、足の力が強く、腕の力が負けて顔を床に打つことがあります。プレイマットがあると良いでしょう。

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ペンギン歩き

効果 | バランス感覚向上 |
体幹向上 |
こちらも簡単に見えて難しい動きです。膝を床につくため、プレイマットがあると痛くないと思います。意外と子どもたちは、体勢が崩れてこけてしまいます。体勢を崩さないように前に進みましょう。
手順は、
①膝を床につき、手を横に広げる
②膝を交互に動かし、前に進む
注意点は、膝が痛くならないように長ズボンを履かせたり、プレイマットを準備し行うようにしましょう。
うさぎ歩き

効果 | 腕の支持力向上 |
バランス感覚向上 |
こちらは、「うさぎジャンプ」とは全く違います。うさぎ歩きができると、跳び箱に必要なリズムや腕の支持力が向上するため、上手になります。
こちらは、口で説明すると子どもは難しいと思います。ですので、お手本が必要です。
うさぎ歩きは、手と足を別々に動かします。しかし、一緒に動かしてしまいかえるジャンプになる子が多いです。これを直すのが難しいのですが、丁寧に教えてあげるとできるようになります。
手順は、
①くま歩きのポーズをし、軽く膝を曲げる
②両手を前に出し、両足でジャンプをし、前に進む
③両手・両足・両手・両足の順番に動かす
注意点は、腕が疲れてくると顔を打つことがあるため、気をつけてください。
まとめ
今回は、運動神経が良くなる動物歩きを紹介しました。2歳から是非行ってほしい内容ですが、小学校でも取り入れるところがある内容です。取り入れるところがあると良いことは、運動能力の向上に必要な動きが詰まっているからです。
怪我の防止にも繋がり、足首が硬い子どもが増加しているなどの問題解決にもなります。是非兄弟や家族で行ってみてください。行う際は、周りにものがない確認し、プレイマットで行いましょう。
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