【帝王切開出産】3回帝王切開経験!帝王切開の当日の流れや手術・麻酔について解説~1人目と2人目、3人目では違ったこともありました~

子育て

1人目が逆子で帝王切開になりました。38週までに逆子が治っていなければ、帝王切開をすると言われ、逆子体操など色々試しましたが治らず、帝王切開にて出産いたしました。1人目が帝王切開だったため、2人目も3人目も帝王切開で出産しました。

1人目と2人目、3人目では帝王切開の麻酔や術後に違いがありました。どんな違いがあったのかも詳しく解説していきます。

初めての帝王切開で怖い方や不安な方に参考になればと思います。

もくじ

帝王切開について

帝王切開とは?

帝王切開は、麻酔をかけてお腹を切り、赤ちゃんを子宮から取り出す手術です。予定帝王切開と緊急帝王切開の2つの方法があります。帝王切開は普通分娩に危険が伴う時や、母体と赤ちゃんに危機が迫った時に、それらを回避するために行います。つまり、普通分娩が難しい場合にお母さんと赤ちゃんの安全を守るために行われます。

なぜ帝王切開になるのか

予定帝王切開の場合                                            逆子・前回も帝王切開で出産・多胎妊娠などが理由で予定帝王切開になります。予定帝王切開は、陣痛が来る前に行う必要があるため、手術日を妊娠38週前後に設定します。                            

予定帝王切開のメリット(個人の感想です)

  • 予定が決まっているため、家族が出産日の休みを取りやすい
  • 入院準備がしやすい
  • 心構えができる

予定帝王切開のデメリット(個人の感想です)

  • 38週で生まれてくるため、40週までお腹にいさせてあげたかったと悲しい気持ちになる
  • 予定が決まっているため、日が近づくにつれて手術が怖くなる

緊急帝王切開の場合                                            普通分娩を行っていたのに、急に帝王切開に切り替わることを言います。緊急帝王切開は、分娩中に赤ちゃんの心拍に問題があったり、お産がなかなか進まない場合などに、医師の判断で行われます。

私は予定帝王切開だっため、緊急帝王切開を体験していません。そのため個人的なメリット・デメリットがわかりません。赤ちゃんとお母さんの体を考えてお医者さんが判断したと思うと、出産後に赤ちゃんとお母さんが無事でいてくれることは素敵なことだと思います。

帝王切開とはどんな手術なのか

帝王切開は、麻酔をかけてお腹を切り、赤ちゃんを子宮から取り出す手術です。お腹は、縦切開か横切開があります。予定帝王切開では、脊椎麻酔で行います。下半身にだけ効く麻酔なので、妊婦さんは意識があり、医師との会話もできます。状況にもよりますが、生後の赤ちゃんを抱くこともできます。手術時間は1時間ほどです。赤ちゃんは15分くらいで出てきますが、その後の縫う手術に45分かかるイメージです。

帝王切開のメリット・デメリットは?

メリット

  • 母子ともに、出産時のリスクが減らせる
  • 陣痛を感じない
  • 出産までの時間が短い
  • 予定帝王切開の場合、出産スケジュールが事前に分かる

デメリット

  • 手術後の合併症リスク
  • 切開部位の傷の痛み
  • 帝王切開部位に生じる瘢痕やケロイドによる傷跡

帝王切開体験談

手術前日から当日の流れ

手術前日午後7時絶食(水のみ飲むのは可能)
手術当日午前8時病院へ到着
下着などは外し、病院服へ着替える。着圧ソックスを履く。
下剤を入れ、排泄物をすべて出す。
午前9時手術台へ移動し、点滴をする。
陰部の毛を剃られる。
尿管を付けられる。
膣の消毒を行う。
絶飲になる。
午前10時~12時病室で手術が始まるまで待機する。
午後13時手術台へ移動する。
服を脱ぎ、麻酔を行う。
麻酔がきいているかの確認をする。
手術開始
赤ちゃん誕生!
お腹を縫う手術をする。
午後14時麻酔が効き、動けないため、服を着せてもらう。
担架で部屋まで運んでもらう。

手術前日から当日までの絶食も絶飲もしんどかったです。下剤もしんどくて、泣くほどお腹も痛くて、夫に助けを求めるほどでした。私は注射が本当に苦手で、点滴も痛くて、尿管も痛くて痛いことだらけです。一番痛かったのは、膣の消毒です。膣の中まで手を突っ込まれ、痛すぎて暴れてしまいました。

皆さんが一番心配なのが麻酔ですよね。痛がりの私ですが耐えれるほどの痛みです。でも痛いのは痛くて、「早く麻酔終わってくれー」と思っていました。横向きになり、体を丸くして、背中に麻酔をします。刺すときは、ビビっときます。そのあとに細い管の麻酔を通していくのですがこれも痛い。すーとする痛みです。終わってみれば、なんともないのですが刺されているときは痛いです。

その後、麻酔が効いているかの確認をしてお腹を切るのですが、切られているのに痛くはありません。でも切られていると思うと怖くて、看護師さんの手をずっと握っていました。痛くはないですが、お腹を押されたりする感覚はあるので気持ち悪く感じます。

赤ちゃんはあっという間に出てきます。赤ちゃんも見た後は、ほっとして眠けが襲ってきます。私だけかもしれませんが、気持ち悪くなって吐いたりもしました。あとは鼻水や咳、痰が出てきて看護師さんに吐かせてもらったりしました。

手術が終わると、びっくりするぐらい足に感覚がありません。足はあるのにないみたいで、だらんと足がなっています。部屋へ運んでもらった後は、足の感覚を戻すために足に圧を与えるマッサージ機を付けてくれます。

傷の痛み

傷口は痛いです。私は傷口が熱く感じ、ちくちくした痛みもあります。咳やくしゃみをするとお腹が痛くて小さくしかできません。また笑うのも痛いため、お笑い番組などは見ない方がいいです。何日かは痛くて起き上がることもできません。力も入らないし、痛いので寝返りもできません。動けないため、お腹を押して悪露を出します。傷口を押されるので怖いのですが、痛くはないので安心してください。

悪露(おろ)とは、出産直後からみられる出血の混じったおりもの・分泌物のことです。 

少しずつ寝返りや体を起こすことができるようになりますが、その後も歩くだけで痛いので薬を使うなどして無理なく過ごしてください。

抜糸や麻酔について

抜糸と麻酔が1人目と2人目も3人目も違いがあった!

1人目麻酔 局所麻酔
抜糸 ホッチキスで止められていたので、ホッチキスを抜いた
2人目麻酔 局所麻酔と硬膜外麻酔
   硬膜外麻酔を抜く
抜糸 なし 溶ける糸なため
3人目麻酔 局所麻酔と硬膜外麻酔
抜糸 なし 溶ける糸なため

1人目は、お腹の傷を糸ではなく、ホッチキスで止めていました。ホッチキスを取る時が怖いくてドキドキしていましたが、体の毛を抜く感じの痛さでした。腕の毛を自分で抜くぐらいの痛さでしたので、そこまで怖がらなくても大丈夫だと思います。

麻酔は局所麻酔のみでした。術後は麻酔が切れると傷口が痛いのと後陣痛が痛くて寝れないほどの痛みでした。看護師さんに相談すると、「遠慮せずに痛み止めほしい時は言ってね!」と言われました。もっと早く痛み止めをもらえばよかったです。

後陣痛ってなに?

後陣痛(こうじんつう)は、出産後に子宮が収縮する時に子宮に痛みを感じるんだよ。 妊娠中に大きくなった子宮が、出産後に元の大きさに戻ろうとするから痛くなるんだ。

2人目は抜糸はなく、溶ける糸でした。抜糸がないのは、少し気が楽でした。

麻酔は、局所麻酔と硬膜外麻酔でした。硬膜外麻酔をすることで回復が早いとされ、入院期間も1人目よりも短く、早く退院しました。確かに傷の痛さは、硬膜外麻酔のおかげで少し楽だった気がします。ただ硬膜外麻酔は背中に細い管を入れていて、その管を退院2日前には抜かないといけません。その管を抜くのが怖くてドキドキしましたが、すーとするだけだよと言われ、ほんとに痛くなかったです。

硬膜外麻酔は無痛分娩の時に使う麻酔と同じなんだよ!

3人目は2人目と同じで抜糸はなし、麻酔も局所麻酔と硬膜外麻酔でした。しかし、3人目の硬膜外麻酔を抜く時が痛くて泣きました。抜く人が下手だったのか分かりませんが、管は長いのですが、抜く時間もかかるし、痛いのを必死に我慢していました。

まとめ

私は痛みに弱いので、3回目の帝王切開も怖いし、痛いし、泣いてばかりでした。こんなに怖いならもう出産は嫌だと泣きながら手術をするのですが、無事に赤ちゃんを見ると可愛くてホットします。

これから帝王切開を受けられる方は、不安だと思います。この記事を見て少し安心してもらえると幸いです。病院によって違いがあるかもしれません。もし不安なことがあれば先生に相談してみてください。

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